The Premium ARITA

JP / EN

用の美

焼き物の産地として400年以上の歴史を誇り、日本における磁器の発祥地とされる佐賀県有田町。「The Premium -ARITA-」は、この地を訪ね歩き、見て、聴いて、触れて、味わいながら、まちの人々が守り、育み、伝えてきた文化の美しさを感じていただく旅物語です。

有田焼の窯元のなかでも「今右衛門窯」「柿右衛門窯」は国の重要無形文化財保持団体として認定されており、“日本磁器の双璧”と言われる存在です。この旅では、十四代今泉今右衛門、十五代酒井田柿右衛門が、普段は立ち入ることができない工房をご案内するなど、特別な体験をしていただきます。より美しいものを求め、さらなる高みを目指す職人たちの器づくりの現場。国内だけでなく世界中で愛される「日本磁器」生産地の、静かなる熱気を体感してください。

また、近隣の鹿島市では、日本酒「鍋島」で知られる「富久千代酒造」が営む酒蔵オーベルジュ「御宿 富久千代」にて、十四代今泉今右衛門、十五代酒井田柿右衛門がセレクトした器、地産の食材を使った料理と銘酒「鍋島」のマリアージュをお楽しみください。

この地域の文化を五感で味わう旅へと誘います。

Introduction
旅 程
泉山磁石場
佐賀県立 九州陶磁文化館
柿右衛門窯
今右衛門窯
富久千代酒造
酒蔵オーベルジュ
御宿 富久千代

有田焼 用の美を堪能するオーダーメードの旅物語The Premium ARITA

担当TEL
080-2587-4749
担当
田中 正則 Tanaka Masanori
企画
Eまちグループ株式会社

伝えたいのは“用の美”

「用の美」とは、実用を前提に生まれた作品の美しさを称える言葉です。「用」とは使い道があるという意味。生活の道具として“使う”中に、装飾美、造形美、機能美などを深く捉え、日々の暮らしに華やぎや潤いを与えてくれるという考え方です。
釉薬の繊細な手触り、飲み口の曲線の心地よさ、食べ終えた後に現れる文様や色調の美しさなど、「用」と一体になった「美」に注目してください。
この旅が単なる文化体験ではなく、「用」と「美」における新しい発見につながれば幸いです。

I want to
tell you
“Yo- no - Bi”

この旅で感じられる
歴史と、用の美

有田焼の窯元が400年以上かけて培ってきた「用の美」。
その真髄を理解し体験できる、特別な企画を用意しております。

日本で最初に磁器生産が行われたのは1610年代。朝鮮半島から連れ帰られた陶工・金ヶ江三兵衛(李参平)が「泉山磁石場」を発見し、有田町で日本の磁器産業の地盤をつくったと言われています。
「今右衛門窯」がある内山地区を中心に、白壁土蔵造や黒漆喰の建物が立ち並んでいます。趣あるまち並みも見どころです。

「今右衛門窯」「柿右衛門窯」では、現当主である十四代今泉今右衛門、十五代酒井田柿右衛門が、歴史や技法、つくり手としての思いなどを解説しながら、それぞれのギャラリーや美術館、一般非公開の工房などをご案内します。実際に作品を手に取り、その吸い込まれるような気品を肌で感じていただけます。

それぞれの工房では、職人が絵付けやロクロなどの作業を行なっています。職人は使い手が気がつかないような細部へも気を配り、一つひとつの器を仕上げていきます。この“手仕事”を間近に見ることで、つくり手の「用の美」に対する思いを感じていただきます。十四代今泉今右衛門、十五代酒井田柿右衛門ならではの、独自の世界観をご案内します。

焼き物に特化した美術館である「佐賀県立 九州陶磁文化館」。有田焼の歴史においては、数々の名品が映像や空間と組み合わせて展示されており、テーマごとの部屋を巡りながら400年の物語を紡ぎます。この旅では鈴田由紀夫館長が、館内および「泉山磁石場」をご案内します。有田が培ってきた「用の美」の歴史観全体を知ることができます。

「富久千代酒造」が手がける日本酒「鍋島」は、国内外の数々のコンペティションで賞を獲得してきた九州を代表する銘酒です。同酒造が営む「御宿 富久千代」は、1日1組のみ客人を迎える宿。併設するレストラン「草庵 鍋島」では、十四代今泉今右衛門、十五代酒井田柿右衛門とともに、器×お酒×料理のマリアージュをお楽しみいただきます。

一般非公開の「富久千代酒造」の酒蔵を、蔵元である飯盛直喜氏がご案内します。また、見学後には銘酒「鍋島」のテイスティング会を行います。

料理を盛り付けるのは、十四代今泉今右衛門、十五代酒井田柿右衛門がセレクトした器。名品を実際に“使い”“見て”“触れる”ことで、「用の美」を実感していただきます。

【ロングバージョン(3:00)】
【ショートバージョン(1:00)】

有田で最も成功した窯元のひとつ「柿右衛門窯」。初代酒井田柿右衛門が赤絵磁器の焼成を成し遂げて以来、赤絵は「柿右衛門窯」を象徴するものとなりました。また「濁手(にごしで)」と呼ばれる柔らかく温かみのある乳白色の素地も大きな特徴で、赤絵に最も調和します。余白を活かした優美な色絵磁器は「柿右衛門様式」としてヨーロッパでも評判となり、高級磁器メーカー「マイセン」にも影響を与えました。
しかし、江戸中期には流行の変化やオランダ貿易の衰退などから「濁手」は一度途絶えてしまいます。それを復活させたのが十二代および十三代。二人は柿右衛門窯の歴史と伝統を振り返り、最も隆盛を誇った17世紀後期の頃に立ち返るべく、代々伝わる古文書を元に「濁手」の復興に取り組み、1953年に成功しました。温かみのある乳白色の素地に、余白をたっぷりと取った構図と、色鮮やかな上絵具で文様をあらわした柿右衛門様式磁器は完全に復活。1971年には国の重要無形文化財保持団体の認定を受けました。そして、十四代はその技術を継承しつつも、野の草花などをモチーフにした新しいデザインを取り入れることで、独自の境地を切り開きました。「余白に代表される引き算の美学などは踏襲しつつ、時代を受け入れて変わり続けることも大切」と語るのは十五代酒井田柿右衛門。伝統を受け継ぐ一方で、この時代でしか表現できない独自性を見いだす仕事にも挑戦しています。

十五代酒井田柿右衛門が
考える「用の美」

「柿右衛門窯」における器の特徴である柔らかく透き通った乳白色は、明るい色をより際立たせる効果があります。盛り付ける料理や生ける草花の麗しさを、より繊細に浮かび上がらせるのです。十分に取った器の余白もまた、食材やソースなどの美しさを引き立てます。この“美の相乗効果”は、使ってこそ気がつくことができるものです。また、見た目だけではなく、口当たりの良さ、心地よい手触り、軽量感、重量感、耐久性の高さなども器の魅力です。これらの機能美も細やかに考えながら、変化し続ける生活環境や食事の様式に順応して、時代に沿った器をつくり続けたいと考えています。

十五代酒井田柿右衛門
1968年誕生。高校時代は陸上競技に明け暮れ、国体にも出場。多摩美術大学絵画学科では日本画を学ぶ。26歳で帰郷したのち、父に師事。2016年、45歳の若さで十五代を襲名。以来、「受け継いだ技術は、時代の変化に沿って次の世代につなぐ」という考えのもと、先代とは異なる表現を追求している。その一方で、技術の継承と発展にも取り組んでいる。

自然から学ぶこと

豊かな緑に囲まれた「柿右衛門窯」。十五代酒井田柿右衛門は幼少期に野山を駆け回り、自然の中で感性を磨きました。その時の記憶は、今も作品づくりに活きているそうです。敷地内には手入れが行き届いた庭や茅葺き屋根の家屋があり、その前で柿の木が伸々と枝を広げています。

濁手

「濁手」のしっとりとした素地は、ヨーロッパでミルキーホワイトと呼ばれ絶賛されましたが、江戸中期には一度途絶えてしまいました。
「柿右衛門窯」で使う土は繊細な“土味”が出るものの、粘着力に乏しいので、ロクロが引きにくいのです。また成形後は割れやすいため、時間をかけて陰干しします。そして、素地や釉薬の原料から着色の原因となる不純物を根気強く取り除き、丹念に精製。さらにガラス質である釉薬は、厚くかけると青みがかってしまうので、薄くかける高度な技術を要します。焼成においても温度調節が大変困難。しかし、この厳しい制作過程を乗り越えるからこそ、“希少の美しさ”が漂うのです。

質の良い材料を得ること

素地をつくる土は、主に泉山、白川、岩谷川内、天草などの陶石を調合します。他にも赤色の原料となるベンガラ、青色を描く呉須など、昔ながらの材料を使っていますが、なかなか手に入りにくくなってきています。できるだけ良い材料を確保して、生産や流通を守ることも、名品を仕立てるための大切な仕事です。

職人の研鑽

「柿右衛門窯」では当主がデザインを考案し、優れた技術を持った職人が各工程を手がけます。この分業を徹底していたため、時代における新しい求めにも柔軟に応じることができたのです。職人による研鑽の積み重ねが「柿右衛門窯」の歴史なのです。工房には、江戸時代から続く“技の伝統”が、今なお息づいています。

「色鍋島」と呼ばれる色絵の器をつくり続ける「今右衛門窯」は、370年以上にわたり、日本における磁器の最高峰に位置付けられています。江戸期には鍋島藩の御用赤絵師の任が下命され、その調合・技術は一子相伝の秘法として保護されました。明治になり藩の保護を失った後、十代今泉今右衛門は生地から赤絵付けまでの一貫した制作に乗り出し、三代かけて江戸期色鍋島の復興に成功。1971年にその技術は国の重要無形文化財保持団体の認定を受けました。
その後、十三代は「技術は江戸期から伝わる手仕事であるが、伝統工芸は現代の人に向けた新しい仕事でありたい」という考えのもと、「色鍋島」の世界に芸術性を加え、“現代の色鍋島”として「吹墨」「薄墨」「緑地」の技法を確立。1989年、国の重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受けました。現当主・十四代今泉今右衛門もまた、「そのまま継承するのではなく、時代を捉え、十四代今泉今右衛門として“現代の色鍋島”の品格をいかに創出するか」という仕事に挑んでいます。

十四代今泉今右衛門が
考える「用の美」

器は使い手がいてこそ生きると考えています。なぜならば、つくり手の感性だけに頼ると、表現が先細りになるからです。使い手の求めに応えるなかで思わぬ発見があり、新しい美意識が生まれ、高い技術が育まれるのです。
だからといって、ただ使い手の求めるままにつくれば良いわけでもありません。高い美意識を持った使い手とつくり手、その絶妙な関係性によって、美しさが磨き続けられているのです。

十四代今泉今右衛門
1962年誕生。2002年に十四代今泉今右衛門を襲名し、2014年に陶芸分野史上最年少で国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。美術大学在学中には現代美術の道を目指し、卒業後は企業に就職して商業を学ぶ。そういった経験が、現在の柔軟な表現力の礎になっているとのこと。柔らかな物腰ながらもエスプリのきいた言葉には、聞き手を惹きつける説得力がある。

墨はじき

「墨はじき」とは、江戸期から続く白抜きの技法です。墨で線画を描いたのち染付けをし、低い温度で焼成することで墨が焼き飛び、白く柔らかい文様を浮かび上がらせます。十四代今泉今右衛門はこの技法を発展させた「雪花(せっか)墨はじき」を生み出しました。墨はじきによって描かれた文様は控えめな印象ゆえに、昔は背景として使われることが多かったのですが、十四代今泉今右衛門は主文様として採用しました。

手間を惜しまぬ「ものづくり」

「墨はじき」は墨が薄いと上手くはじかず、神経を使う時間がかかる仕事です。先代たちは、この技法を、人が気づかないような背景にも施していました。つまり目立たない箇所であれ、手間を一切惜しまなかったのです。この精神こそ、「色鍋島」の高い品格の源となっていると考えます。

自然との共作

人の力だけでなく、火や水、木や土などの力を借りて、器はつくられます。思い通りにいかないことも多いですが、予定調和ではないからこそ予想外の美意識が見つかるのです。また、思い通りにいかないことで、人間の我儘ではなく、自然との共有という、この国の文化観の必然性に気づかされ、技も磨かれていくのです。

ゆらぎ

工房では職人が、真剣な眼差しでロクロを回し、ひと筆ひと筆と丁寧に絵付けをし、仕事を進めています。手仕事だからこそ“ゆらぎ”が生まれます。しかし、狙ってつくられた“ゆらぎ”はいやらしいものでしかありません。意識せず完璧を目指した中に生まれる“ゆらぎ”にこそ、使い手は趣を感じるものではないでしょうか。

銘酒「鍋島」の魅力

多良岳山系の良質な水が流れ込む佐賀県鹿島市は、米を育てることに適しており、江戸時代から日本酒づくりも盛んに行われてきました。昔、多くの酒蔵が軒を連ねた土蔵造りのまち並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定。1923年に創業した「富久千代酒造」は、この恵まれた環境で、銘酒「鍋島」をつくり続けています。

「鍋島」は米と水にこだわり、地元の人に愛され誇られ、佐賀県および九州を代表するお酒を目指してつくった逸品です。「鍋島大吟醸」は上品で香りが良く、ほどよい甘みがしみじみと舌に沁み込んでいきます。ほかにも、フレッシュで透き通るような味わいの「鍋島しずく純米大吟醸」、希少な酒米といわれる「渡船2号」を40%まで磨き上げ、濃厚な旨味を引き出した「鍋島純米大吟醸短稈渡船」など、仕込み方や原材料が異なる約30種類の鍋島銘柄を展開しています。
また、味を追求するからには、それを伝えることができる酒店で売りたいと、直販もインターネット販売もせず、全国各地の信頼する地酒専門店のみで販売しています。

「品格を備えた器や設え、食材の滋味が溢れる料理。それらと『鍋島』の融合を楽しんでいただきたい」と、2021年には酒蔵オーベルジュ「御宿 富久千代」をオープン。喧騒を離れた酒蔵のまちに佇む一軒宿で、客人を迎えています。

ふくよかなその味に、
挑戦が詰まっている

旨い地酒で故郷の人々に活力を

「私が家業を継いだ頃は、あらゆる面で日本酒を取り巻く環境が厳しさを増していました。だからこそ地元で良いお酒をつくり、地元に根付かせることが、日本酒文化を守る一助になると考えたのです」。そう振り返る飯盛直喜氏。全経費を良いお酒をつくるために投資する覚悟を決め、奥様の協力を得て、骨身を削って挑んだと言います。そこから地元小売店と連携し、勉強会を重ねて完成させた銘柄が「鍋島」。フレッシュでミネラル感があり、飲み飽きないと評される逸品です。

自信の持てる味に仕上がったものの、当時は無名だった「鍋島」に販路を開く酒屋は少なく、飯盛氏は各地でこのお酒の良さを訴え続けたと言います。そんな逆境の中、全国新酒鑑評会で7年連続金賞を獲得。その後、英国の権威あるコンペティション「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」日本酒部門でも最優秀賞に輝いたのです。それは同時に、日本酒の産地として、佐賀県(ひいては九州)が脚光を浴びる一歩となりました。「他の蔵元も一緒に喜んでくれたことが忘れられません。“これで佐賀のお酒が注目してもらえる”と」。支えてくれた関係者や故郷への恩返しの気持ちから、地元の酒蔵の魅力をPRする「鹿島酒蔵ツーリズム」を開催。地域の人々と結束し、日本酒の魅力を情熱的に発信し続けています。
また、飯盛氏は「鍋島ブランド」の更なる飛躍のため、東京など品質競争の激しい市場でのブランド化を目指し、多くの特約店とパートナーシップを育んでまいりました。

人生を賭けてお酒づくりに挑む飯盛氏。彼が醸す「鍋島」には「一度は飲んでみたい」と思わせるだけのドラマが詰まっています。

酒蔵オーベルジュという無類の贅沢

奥様の理絵さんが挑んだのは、町内の重要伝統的建造物群保存地区にある1日1組限定の「御宿 富久千代」。築230余年の建物を改装した、国内では稀な酒蔵オーベルジュです。「こうした建物の再活用は、観光地としての景観を保全し、重要伝統的建造物群保存地区の新たな価値創造という点でも見逃せません」と、10年かけて、秀麗な建物に修復・改修。訪れる人に向けて胸を張れるまちづくり、その貢献のために取り組んだのだと振り返ります。

扉を開くと予想を覆すモダンな空間。ラウンジ、ライブラリ、寝室、茶室などを備えた贅沢な造りで、調度品も選び抜かれた名品ばかり。レストランで用いる器も、人と文化を結ぶアイテムだと考える理絵さん。「器もお酒も料理も、手に取り、味わう中に、つくり手の思いが浮かんできます。そこにささやかながら、言葉添えをすることで、それらにまつわる物語を、より深く知っていただきたいのです」。これが、数々の名品を飾るものではなく使うものとして提案する理由だと語ります。つまりここは、「用の美」を体現する宿なのです。

地元食材の滋味を引き出す上質な料理、蔵元とシェフが料理との相性を考えて選ぶ「鍋島」、美しさも使いやすさも備えた器、それらのマリアージュが楽しめるとあって、開業から予約が絶えません。飯盛氏の信条は“米の力を信じてお酒をつくる”こと。日本酒のフレッシュ感やミネラル感を引き出します。230余年の歴史を持つ日本家屋を改装した「御宿 富久千代」。1日1組限定、一棟貸し。 部屋に設えた今右衛門、柿右衛門の名品は、実際に“使い”“見て”“触れる”ことができ、「用の美」を愉しんでいただけます。

「用の美」を体験する晩餐会

陶工メーカーズディナー

「The Premium -ARITA-」夕食の舞台は「御宿 富久千代」。小さなくぐり戸を抜けると、華美に飾るわけではないけれど、隅々までデザインのエッセンスが行き届いた空間が広がります。やわらかな外光が差す通路を進むと、奥にはレストラン「草庵 鍋島」。一品ごとに工夫を凝らした和食コースを振る舞います。吟味する食材は、佐賀県をはじめとする九州の山海の幸。お酒は約30種類の「鍋島」の中から、料理と相性が良いものを蔵元とシェフがセレクトします。一般販売されていない、オーベルジュ限定の「鍋島」もご用意いたします。
また、この旅だけの特別な趣向として、十四代今泉今右衛門、十五代酒井田柿右衛門がセレクトした器を用いて食事を楽しんでいただきます。つまり「用の美」の実体験です。晩餐会には十四代今泉今右衛門、十五代酒井田柿右衛門が参加。巨匠と盃を交わしながら、有田焼の歴史や「用の美」について深く尋ねてください。
器、お酒、料理、空間がそれぞれの持ち味を高め合う至極の晩餐会をお楽しみください。

食後にも感じられる「用の美」

「初めて佐賀県を訪れるお客様には、有田焼をあまりご存知ない方もいらっしゃいますので、この御宿が“再発見”の場になればと願っています。酒器も日本酒に合わせたものを種々お出ししており、器が変わるとお酒の味はこんなにも違うのか─という驚きを感じていただきたいですね」。さらに、理絵さんが続けます。「酒器ごとの飲み口の厚みや、ちょっとした材質の違いなどで、お酒は見事に表情が変わるのです。食器についても、料理の下に文様が現れるなど、食べ進めながら、そして食べた後まで美しいのが和皿の奥深さではないでしょうか。手に持ったまま食後の余韻まで噛み締めたくなる─。そんな風に、使ってはじめてハッと気づく面白さこそ、私たちにとっての『用の美』です」。

器が舌や唇に触れるたび、しみじみと感じる幸せ。料理が運ばれる喜びと裏腹に名残惜しさを感じる、器の意匠やフォルムの美しさ。この御宿でのひとときの価値をお楽しみください。一枚板のカウンター越しに、器を活かすシェフの盛り付けもお楽しみください。「今右衛門窯」「柿右衛門窯」歴代の名品だけでなく、両窯に影響を与えた器も登場します。十四代今泉今右衛門、十五代酒井田柿右衛門の感性に触れられる、またとない機会です。

飯盛直喜/飯盛理絵
飯盛直喜氏は「富久千代酒造」三代目。「佐賀県および九州を代表する日本酒を目指して」という信念のもと、1998年に「鍋島ブランド」を立ち上げる。2012年からは地元の酒蔵と連携し、新酒の試飲会などを行う蔵開き「鹿島酒蔵ツーリズム」を展開。期間中に数万人を集めるイベントとなる。2021年には奥様の理絵さんが主導し、酒蔵オーベルジュ「御宿 富久千代」をオープン。夫婦ともに、日本酒を通して地域貢献を進めている。
旅 程
泉山磁石場
佐賀県立 九州陶磁文化館
柿右衛門窯
今右衛門窯
富久千代酒造
酒蔵オーベルジュ
御宿 富久千代

有田焼 用の美を堪能するオーダーメードの旅物語The Premium ARITA

担当TEL
080-2587-4749
担当
田中 正則 Tanaka Masanori
企画
Eまちグループ株式会社
プライバシーポリシー

当社では個人情報保護に関して以下の取り組みをいたします。

1. 基本方針

個人情報(生存する個人に関する情報であり、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述により特定の個人が識別することができるものをいう。)の保護に関する法令等及び社内規程を遵守し、当社で取り扱う個人情報の取得及び利用を適正に行うとともに、個人情報を安全かつ最新の状態で管理し、適正に廃棄することで、個人情報を保護及び個人情報の保護に関する法令等を遵守します。

2. 個人情報の取扱いについて

  • 当社は、個人情報ごとに管理者を配置し、適正な管理を行います。
  • 当社は、個人情報の取得にあたって、その利用目的を明らかにして、適正な方法で取得します。
  • 当社は、個人情報の利用にあたって、個人情報保護の重要性を強く認識し、その利用目的の範囲内で適正に利用します。
  • 当社は、個人情報の管理にあたって、必要な安全対策を実施します。
  • 当社は、個人情報に関する本人の権利を尊重し、その情報に関して、開示、訂正、利用停止等を求められたときは、合理的な期間、法令等で定められた範囲内で対応します。
  • 当社は、個人情報の取扱いにあたって、継続的にその改善に努めます。

3. 個人情報の利用目的

当社が取得した個人情報の利用目的は次のとおりです。なお、当社は、業務の受委託に伴い、業務の受委託先に必要な範囲で当社が取得した個人情報を提供することがあります。

4. 個人情報の第三者提供

当社は、お申込みいただいた旅行サービスの手配及びそれらのサービスの受領のための手続に必要な範囲内、又は当社の旅行契約上の責任、事故時の費用等を担保する保険の手続上必要な範囲内、又は旅行先の安全・衛生情報等の提供や緊急時におけるお客様の安否確認等の連絡のために必要な範囲内で、運送・宿泊機関、サービス提供者、保険会社及び官公署等に対し、お客様の氏名、ID、性別、年齢、住所、電話番号、メールアドレス、パスポート情報、クレジットカード情報、緊急連絡先に関する情報その他の必要となる個人情報を電磁的方法等で送付することにより提供いたします。

5. クッキー(cookie)等について

当社ウェブサイトには、お客様が便利にご利用していただけるようクッキー、アクセスログ、ウェブビーコンその他のエンドユーザーデータ(以下、総称して「クッキー等」といいます。)を使用しているページがあります。お使いのブラウザの設定により、クッキー等の機能を無効にすることができますが、ウェブページ上のサービスの全部または一部がご利用いただけなくなる可能性がありますのでご了承ください。
アクセス状況計測等のために、第三者のサーバーを利用する場合があります。この際、第三者に取得される情報に個人情報は一切含まれませんが、当該情報と第三者が保有するお客様の情報とを紐付けることで個人情報として取得されることがあります。当該第三者によって取得されたクッキー等は、当該第三者のプライバシーポリシーに従って取り扱われます。当機能の無効化(オプトアウト)をご希望の場合は以下の該当第三者サイトより、無効化(オプトアウト)の設定を行ってください。
グーグル株式会社

6. 本ポリシーの変更および告知

本ポリシーの内容を必要に応じて予告なく変更することがあります。その場合、変更後のプライバシーポリシーは、本ウェブサイトで通知致します。

7. 個人情報に関するお問合せ等窓口

Eまちグループ 個人情報問合せ窓口
TEL:080-2587-4749
E-mail:tanaka@emachi-group.jp
担当者:田中 正則

2023年1月
Eまちグループ株式会社
代表取締役社長 田中正則
有田焼 用の美を堪能する
オーダーメードの旅物語